PC作業をAIが自律して代行?Anthropicが発表した「Cowork」の凄さ
2026年1月13日、AI開発大手のAnthropic(アンソロピック)は、同社のAI「Claude」において、ユーザーの代わりにPC上のタスクを自律的に実行する新機能「Cowork(コワーク)」を発表しました。
これまで「チャットで答えるだけ」だったAIが,「実際のPC操作(ファイルの読み書きや整理など)を自律的にこなす」段階へと進化しました。ビジネスパーソンにとって、事務作業の負担を劇的に減らす可能性を秘めたニュースです。
特にビジネス分野にフォーカスし、何ができて、どう活用できるか、ご紹介いたします。
1. Coworkで「できるようになったこと」
今回のアップデートにより、AIがPC内のフォルダにアクセスし、自ら計画を立てて作業を完結させることが可能になりました。
- PC内のファイル操作: 特定のフォルダ内にあるファイルを読み取り、編集、新規作成、名前の変更などができます。
- 自律的なタスク遂行: 「これをやっておいて」と指示するだけで、AIが手順を考え、進捗を報告しながら作業を進めます。
- 非エンジニアでも利用可能: 以前提供されていたプログラミング向けの「Claude Code」の技術を、一般事務やリサーチ業務でも使えるように改良されています。
2. ビジネスでの活用事例とメリット
「Cowork」を実際の業務に導入することで、作業時間の削減と人為的ミスの防止という大きなメリットが得られます。
- 経理・事務の効率化:大量の領収書スクリーンショットから、支出リストを自動でスプレッドシートにまとめることができます。手入力の手間がゼロになります。
- ドキュメント整理:散らかったダウンロードフォルダ内のファイルを、内容に基づいて適切に分類・リネームして整理してくれます。必要な資料を探す時間がなくなります。
- レポート作成の迅速化:デスクトップに散らばった複数のメモ書きをAIが読み取り、一つのレポート初稿として統合・作成します。ゼロから文章を書くストレスを解消します。
「Cowork」の使用方法
現在はプレビュー版として、以下の条件で利用可能です。
- 「Claude Max」プラン(月額100ドル〜)への契約
- macOS版の「Claude Desktop」アプリを使用
- アプリ内でAIに対して、特定のフォルダへのアクセス権限を付与します。
- チャット欄で「フォルダ内のファイルを整理して」「データをまとめて」といった自然な言葉で指示を出すだけで開始されます。
4. まとめ
今回の「Cowork」の登場は、AIが「相談相手」から「実務をこなす同僚(パートナー)」に変わったことを意味します。
月額コストは高めですが、「面倒な事務作業をすべて任せて、自分はよりクリエイティブな仕事に集中できる」という点はCoworkの大きな利点です。Windows版への対応も予定されており、今後の展開から目が離せません。

