2025年11月18日（米国時間）、GoogleはAIエージェントを活用した統合開発環境（IDE）「Google Antigravity」のパブリックプレビュー版を無料 (個人アカウント)で公開しました。
このツールは、開発者から高レベルの指示を受けてAIエージェントが自律的に計画、コーディング、テストなどを実施できる「エージェントファースト」設計を採用しています。実行結果を検証しながら、透明性と信頼性を保ちながらAIに作業を任せられるところがポイントです。
Google Antigravity できること
- AIエージェントによる自律的なタスク実行：指示を与えるだけで、AIがコードを書き、実行・検証も行える
- 作業の可視化：AIの作業履歴を、タスクリスト・実装プラン・スクリーンショット・ブラウザ操作の録画などで確認可能
- AIモデルの選択肢が豊富：Gemini 3 Pro（High / Low）、Claude Sonnet 4.5、GPT-OSS など複数のAIモデルを使える
Google Antigravity を使うメリット
AIエージェントが単純作業やデバッグを自動化し、開発者は設計や戦略に集中できる環境を提供します。
- 開発効率の向上：AIが定型コーディングやデバッグを代行 → 開発者は設計や戦略に集中できる
- レビューと品質管理：作業内容を可視化 → 成果の検証が容易で信頼性が高い
- 柔軟なAIモデル運用：用途に応じて最適なモデルを選択 → 性能を最適化
対応OS
| OS | バージョン | CPU/アーキテクチャ |
|---|---|---|
| Windows | 10以上 | x86, ARM64 |
| macOS | 12以上 | Apple Silicon |
| Linux | – | Ubuntu 20、Debian 10、Fedora 26、RHEL 8 など |
Google Antigravity 使用方法
- 公式サイトから Antigravity をダウンロードして起動
- 「Open Agent Manager」からチャットを起動
- エージェントに指示を入力（例：「チャットアプリを作成してください」）して実行
- 使用したい AI モデル（例：Gemini 3）を設定
- 実装が完了したら、Chrome などのブラウザで動作を確認
まとめ
Google Antigravityは、AIエージェントが「開発の実働部隊」として動き、コード生成だけでなく調査・設計・テストまで自律的に行い、開発プロセスを効率化する新しいIDEです。開発サイクルを短縮し、レビューや品質管理も容易になります。
