「大量の資料を効率よく読み込みたい」「PDFやメモをもとに要点を素早く整理したい」
大量の資料を読み込んで、要点を整理するのに疲れていませんか?
Googleが開発した「NotebookLM」は、PDFやGoogleドキュメントを読み込んで、要約や質問応答をしてくれる“AIリサーチパートナー”です。
この記事では、NotebookLMで何ができるのか、どんな場面で活躍するのかを具体的に紹介します。
NotebookLMでできること

NotebookLMは、Googleが提供するAIノートツールで、PDFやGoogleドキュメントなどの資料を読み込ませると、内容を要約したり質問に答えたりできます。
大量の情報を効率よく理解・整理でき、企画書作成や調査、学習など幅広い用途で活用可能です。
具体的に以下のようなことができます。
1. ドキュメントの要約
アップロードしたPDFやGoogleドキュメントの内容を、数秒で簡潔に要約。
例:「40ページのレポートを3行で要約」など。
2. ドキュメントに基づいた質問応答
読み込んだ資料を元に「この用語の意味は?」「著者の主張は?」といった質問ができる。
**例:**論文の重要な結論だけを質問して把握する。
3. 情報の比較や整理
複数の資料を横断して比較しながら分析可能。
**例:**2つの報告書から共通点・相違点を洗い出す。
4. 引用付きの回答生成
回答には出典(引用元)付き。どの資料のどの部分に基づいた回答かが明確。
例:「出典:P.12, ABCレポート」など。
5. GoogleドキュメントやPDFとの連携
Googleドライブから直接ドキュメントをインポートでき、操作がスムーズ。
引用元を明示しながら回答してくれるので安心
NotebookLMの活用シーン(職種別)

NotebookLMは、多くの職種で「複数資料の要点を効率よく把握する」ために活用されています。特に以下の効果があります。
職種 | 活用シーン例 | 目的・効果 |
---|---|---|
会社員(営業・企画・管理職) | 複数資料の要点を抽出・要約 | 資料作成・会議準備の時短と精度向上 |
マーケター | 顧客インタビューや市場調査の要約と洞察抽出 | 調査・分析時間を短縮し、戦略立案を効率化 |
研究者・アカデミック | 論文の要約、引用箇所の抽出 | 情報整理や文献レビューの効率化 |
学生 | 教科書や講義資料の要約、レポートの素材探し | 学習内容の理解促進と課題作成の時短 |
ライター・編集者 | 長文資料の内容把握、必要情報のピックアップ | 執筆や構成作業の効率化 |
エンジニア | 技術仕様書や設計ドキュメントの要点確認 | 理解時間を短縮し、実装の精度を高める |
共通のメリットは「情報整理の効率化」と「作業時間の短縮」です。特に資料量が多い業務に向いています。
NotebookLMの始め方
ここからは、NotebookLMの始め方を具体的にご紹介します。初心者でも迷わず始められるように、わかりやすくステップごとに解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
Step1:Googleアカウントでアクセス
NotebookLMはGoogle製なので、Googleアカウントでログインするだけで利用できます。
👉 https://notebooklm.google

Step2:ノートブックを作成
- 「New Notebook(新しいノートブック)」をクリック
- プロジェクト名や目的に応じたタイトルをつけましょう

Step3:資料をアップロード
- 「Sources(資料)」にPDFやGoogleドキュメント、スライドを追加
- ドラッグ&ドロップまたはGoogle Driveから直接選択可能

Step4:AIと対話する
アップロードが完了すると、質問、要約、メモができるようになります。
たとえば「この資料の要点を教えて」や「第3章の内容を要約して」などと質問できます。
回答には引用元も表示されるため、信頼性が高いのが特徴です

画面下の入力欄から質問してみました。

資料を基に質問に回答をしてくれました!
まとめ
- NotebookLMはAIノートツールで、資料を読み込んで要約や質問応答が可能。
- NotebookLMとChatGPTを組み合わせると、情報整理と高品質な成果物の作成が可能になり、生産性が大きく向上する。
- 企画書作成、論文理解、営業準備、講義ノート整理など多職種に対応。