営業活動では、「もっと成果を出すための施策を考えて」と言われても、何から始めればよいか分からず、時間ばかりが過ぎてしまうことがあります。そんな時に役立つのがChatGPTです。
目的・ターゲット・課題などの情報を入力するだけで、実行可能な施策のたたき台をすぐに作成できます。本記事では、実際の例を用いて、ChatGPTを活用した営業施策の立て方を解説します。
手順
ITツールを販売する営業担当者（法人向け）が展示会で獲得したリードから商談数を10件獲得するケースを想定します。
ChatGPTからより実務的なアウトプットが得るためには、具体的な数値・条件（KPI、予算、期間）を明記することがポイントです。実際に具体的な数値を盛り込んだ条件を使い、ChatGPTへ入力してみましょう。
プロンプト
＃命令文
以下の条件から、営業施策を提案してください。
①目的：展示会リードから商談10件獲得
②ターゲット：従業員50〜200名の製造業 情報システム部門
③課題：名刺交換だけで終わってしまい商談につながらない
④KPI：メール開封率、クリック率、商談件数
⑤予算：3万円以内
⑥時間：2週間以内
⑦スケジュール：展示会翌週から順次アプローチ
⑧効果検証方法：商談化率を月次で追う
この命令を実行すると、ChatGPTは以下の通り回答をしてくれました。
展示会後3営業日以内に「業界別成功事例付きメール」を自動送信し、開封者に対して電話アプローチする施策を提案。開封率30%、クリック率10%、商談率5%をKPIに設定。メール文面はテンプレート化し、作業工数削減。成果は開封数・商談件数をGoogleスプレッドシートで管理し月次評価。
このように、ChatGPTを使えば、営業施策の構想から具体化までを短時間で行うことが可能です。目的やターゲット、実行条件を与えるだけで、施策案が出力され、改善サイクルにもつながります。
具体的な条件を設定すると、効果的な施策を作成してくれます。今回のように展示会後のアプローチを強化することで、リードを着実に商談につなげる営業活動が実現できます。
また、施策案が満足できない場合、ChatGPTへ与える条件を変えてみるといいでしょう
まとめ
- ChatGPTを使えば、営業施策のたたき台を短時間で作成可能
- 明確な目標・ターゲット・KPIをプロンプトに含めるのが成功のコツ
- 効果検証方法も含めた施策提案で、実行から改善までを一貫支援してくれる
